2014年12月31日
北海道スペシャルツーリング 初山別沈没編 8月5日
8月5日 雨のち晴れ
ミスチルの歌に同じような題名があるが、この日はまさに天気の通りの一日だった。
明け方。
かなり雨風が激しいようだ。
強くテントをたたく雨音が聞こえる。
湿度も高く大変不快だ。
うとうとして8時ころ。
外を見ると明け方ほど強くはないが本降りの雨が降っている。
ついでにタープが倒れている・・・
どうやら大雨が地盤が緩くなり、たくさん刺したペグもむなしく倒壊したようだ。
テントの銀マットの下側、つまり体重がかかっていた部分にも水が浸水している(つまり、テントの床半分が水浸し)
レインコートを着てタープをもう一度設営し、新聞紙を使ってテント床の水けをとるが、朝から疲労困憊になってしまった。
私はテントとキャンプを初めて8年ほどになるが、これほど強い雨の中でキャンプをしたことは無かった。
夕方にかけても降り続いたら我がキャンプサイトはどうなってしまうのだろうか?
それこそサイト全体が水没してしまったらえらいことである。
テント内部の状況が少し落ち着いたら、車で5分くらいの場所にある郵便局に行き、昨日書いた妻あての絵葉書を投函する。
帯広行なので、明日にはついているかもしれない。
ついでに近くのAコープに行き、アクエリアスを購入。
レジのおじさんにこの雨の中キャンプをしていたことを驚かれる。
おじさんによると、夕方にかけて激しい雨雲が接近しており、この辺りも大雨洪水警報が発令中らしい。
まじか~~~さすがにやっていられないな・・・状況によってはバンガロー泊に切り替えるのも選択肢の一つだと考える。
それからしばらくしてテントに戻ると雨はいつの間にか上がっていた。

海側に目を向けると、今キャンプ初の利尻富士が見える。

もしかしたら雨雲の切れ間に初山別はいるのだろうか?
もうしばらく様子を見てもよさそうだし、じたばたしても仕方ないので、みさきの湯に行くことにする。
そうだ、今日は温泉で夕方までのんびりとしよう!
露天風呂に浸かっていても雨が降る様子はない。
一度風呂から上がり、温泉横のホテルレストランで昼食を食べることにする。
タコかき揚げ丼大盛り。

かなり美味しい。昨日のふぐラーメンといい、初山別の半公営レストラン、侮るべからず。
温泉併設だからと侮らないで、機会があれば食べてみることを強くお勧めします。
しっかし、テント暮らしをしていると、このクラスのレストランですら入るのを少し躊躇してしまうなあ。
気軽に入れるレストランとしたら山岡家がいいところだ。
その後もう一度温泉に入り、ソフトクリームを食べながら休憩室のテレビを眺める。
理化学研究所の笹井氏が自殺とか。ちょっと驚いた。
テレビの雨雲レーダーを見ていると、雨雲は留萌南部から空知にかけて今後も流れ続けるが、初山別には来ない模様。
内陸の大雨被害はかなり激しいようだけれど、初山別に限ってはラッキーと言うほかないな。
温泉を出てサイトに戻ると、晴れ間が見えてきた。


海側もきれいな青空がのぞいている。大雨の影響か、沿岸の海水が泥で茶色く濁っている。

太陽が出ているので、一度テントの中のものをすべて出し、テント、フライ、グランドシートを一時間くらい乾かす。
乾かした後はテントとグランドシートの間にごみ袋を挟み、もう一度大雨が降ってもテント床に浸水しないように対策をとっておいた。
太陽の力が強いのか、路面もあっという間に乾いてしまった。

なんだかんだでもう夕方になってしまった。
なんとなく時間を持て余したので、車中泊のおっちゃんに声をかけて、酒を飲むこととする。

私はケルシュ、おっちゃんは焼酎を持ち寄って、他愛もない会話をする。
旅好き同士、やはり共通の価値観がベースにあるのか会話が尽きることは無い。
「魂が求めているから旅をするのだ」とおっちゃんは言うが、まったくもってその通りです。
猫が一匹いた。
東屋の上に営巣している小鳥を狙っている。

夕方が近づくにつれて、ますます空は晴れ渡ってきた。

そして夕暮れの時。

これだね、これ。
これを見たくて初山別でキャンプをしているようなもの。


日本海側に夕日の名所は数あれど

私はサロベツ原野と並んで初山別の夕陽が一番好きだ。

キャンプ場から木の階段を下りて、海抜0メートル付近に行く。
なんでも金毘羅神社というものがあるらしい。

定番の、鳥居の間に沈む夕日。


ここにいるのは私一人で

波の音だけが聞こえてきた。

水平線のかなたに利尻富士が見える。

これが見られただけで、今回の初山別キャンプは完璧だ。

真っ赤に染まる太陽も良いが、落日後の空の色の変化も最高だ。

やたら人懐っこい猫が夕陽を見ていた。
さっきの猫とは兄弟だろうか?

何物にも代えがたい最高の夕陽を見た後は、晩御飯を食べて晩酌して寝るだけである。
今日はレトルト牛丼とみそ汁を。

基本的にめんどくさがり屋なので、カセットコンロと雪平鍋だけで作れるものを食べています。

晩御飯の後はテントで晩酌しながら本を読んで過ごす。
今日いる他のキャンパーはプリウスのおっちゃん(5泊目)、ファミリー1組、他にバンガローにファミリー数組。
まさに、雨のち晴れの一日であった。
ミスチルの歌に同じような題名があるが、この日はまさに天気の通りの一日だった。
明け方。
かなり雨風が激しいようだ。
強くテントをたたく雨音が聞こえる。
湿度も高く大変不快だ。
うとうとして8時ころ。
外を見ると明け方ほど強くはないが本降りの雨が降っている。
ついでにタープが倒れている・・・
どうやら大雨が地盤が緩くなり、たくさん刺したペグもむなしく倒壊したようだ。
テントの銀マットの下側、つまり体重がかかっていた部分にも水が浸水している(つまり、テントの床半分が水浸し)
レインコートを着てタープをもう一度設営し、新聞紙を使ってテント床の水けをとるが、朝から疲労困憊になってしまった。
私はテントとキャンプを初めて8年ほどになるが、これほど強い雨の中でキャンプをしたことは無かった。
夕方にかけても降り続いたら我がキャンプサイトはどうなってしまうのだろうか?
それこそサイト全体が水没してしまったらえらいことである。
テント内部の状況が少し落ち着いたら、車で5分くらいの場所にある郵便局に行き、昨日書いた妻あての絵葉書を投函する。
帯広行なので、明日にはついているかもしれない。
ついでに近くのAコープに行き、アクエリアスを購入。
レジのおじさんにこの雨の中キャンプをしていたことを驚かれる。
おじさんによると、夕方にかけて激しい雨雲が接近しており、この辺りも大雨洪水警報が発令中らしい。
まじか~~~さすがにやっていられないな・・・状況によってはバンガロー泊に切り替えるのも選択肢の一つだと考える。
それからしばらくしてテントに戻ると雨はいつの間にか上がっていた。
海側に目を向けると、今キャンプ初の利尻富士が見える。
もしかしたら雨雲の切れ間に初山別はいるのだろうか?
もうしばらく様子を見てもよさそうだし、じたばたしても仕方ないので、みさきの湯に行くことにする。
そうだ、今日は温泉で夕方までのんびりとしよう!
露天風呂に浸かっていても雨が降る様子はない。
一度風呂から上がり、温泉横のホテルレストランで昼食を食べることにする。
タコかき揚げ丼大盛り。
かなり美味しい。昨日のふぐラーメンといい、初山別の半公営レストラン、侮るべからず。
温泉併設だからと侮らないで、機会があれば食べてみることを強くお勧めします。
しっかし、テント暮らしをしていると、このクラスのレストランですら入るのを少し躊躇してしまうなあ。
気軽に入れるレストランとしたら山岡家がいいところだ。
その後もう一度温泉に入り、ソフトクリームを食べながら休憩室のテレビを眺める。
理化学研究所の笹井氏が自殺とか。ちょっと驚いた。
テレビの雨雲レーダーを見ていると、雨雲は留萌南部から空知にかけて今後も流れ続けるが、初山別には来ない模様。
内陸の大雨被害はかなり激しいようだけれど、初山別に限ってはラッキーと言うほかないな。
温泉を出てサイトに戻ると、晴れ間が見えてきた。
海側もきれいな青空がのぞいている。大雨の影響か、沿岸の海水が泥で茶色く濁っている。
太陽が出ているので、一度テントの中のものをすべて出し、テント、フライ、グランドシートを一時間くらい乾かす。
乾かした後はテントとグランドシートの間にごみ袋を挟み、もう一度大雨が降ってもテント床に浸水しないように対策をとっておいた。
太陽の力が強いのか、路面もあっという間に乾いてしまった。
なんだかんだでもう夕方になってしまった。
なんとなく時間を持て余したので、車中泊のおっちゃんに声をかけて、酒を飲むこととする。
私はケルシュ、おっちゃんは焼酎を持ち寄って、他愛もない会話をする。
旅好き同士、やはり共通の価値観がベースにあるのか会話が尽きることは無い。
「魂が求めているから旅をするのだ」とおっちゃんは言うが、まったくもってその通りです。
猫が一匹いた。
東屋の上に営巣している小鳥を狙っている。
夕方が近づくにつれて、ますます空は晴れ渡ってきた。
そして夕暮れの時。
これだね、これ。
これを見たくて初山別でキャンプをしているようなもの。
日本海側に夕日の名所は数あれど
私はサロベツ原野と並んで初山別の夕陽が一番好きだ。
キャンプ場から木の階段を下りて、海抜0メートル付近に行く。
なんでも金毘羅神社というものがあるらしい。
定番の、鳥居の間に沈む夕日。
ここにいるのは私一人で
波の音だけが聞こえてきた。
水平線のかなたに利尻富士が見える。
これが見られただけで、今回の初山別キャンプは完璧だ。
真っ赤に染まる太陽も良いが、落日後の空の色の変化も最高だ。
やたら人懐っこい猫が夕陽を見ていた。
さっきの猫とは兄弟だろうか?
何物にも代えがたい最高の夕陽を見た後は、晩御飯を食べて晩酌して寝るだけである。
今日はレトルト牛丼とみそ汁を。
基本的にめんどくさがり屋なので、カセットコンロと雪平鍋だけで作れるものを食べています。
晩御飯の後はテントで晩酌しながら本を読んで過ごす。
今日いる他のキャンパーはプリウスのおっちゃん(5泊目)、ファミリー1組、他にバンガローにファミリー数組。
まさに、雨のち晴れの一日であった。
Posted by ガマタ丸 at 17:11│Comments(0)
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