2015年08月30日
夏の北東北ツーリング③
8/14(金)
5時ころに起床。弱い雨がテントをたたく音がします。
本降りとはなっていないがどんよりとした曇り空と小雨の朝です。

撤収のタイミングを伺っていると、どうやら雨は降ったりやんだりを繰り返してる模様。
止んだタイミングで一気に撤収、テントをごみ袋攻撃してロードスターのトランクにぶち込みます。
ということで、6時ちょうどに今日も出発!荷物が少ないと撤収が楽なのが一番いいね。
普段、天気が優れない日はロードスターで走りに行かないので、こういう雨の中出発する瞬間というのは泊りがけで旅をしているんだなと実感する瞬間でもあります。

とりあえず、今日のルートは津軽半島を南下して下北半島を一周、夕方八戸に親類を訪ねて夜は天気が悪そうなのでビジネスホテルに宿泊です。
結構距離があるようだけど、果たして明るいうちに八戸に着くのだろうか?
平館海峡沿いにR280を南下。対岸に見えるのは下北半島の「刃」の部分でしょうか。

R280は交通量皆無、直線、高規格の3拍子が揃って非常に快適です。

蟹田のサークルKで朝食を調達。いつものジャンクフード軍団+一応野菜ジュース。
このキャラメルオレンジラテとやら、非常に美味しくていいですね。甘党の下によく合います。

曇天の青森市街を通過。時間があれば青函連絡船記念館に行きたいのですが、今日は夕方八戸に行かなくてはならないのでパス。

車列の中、R4を淡々と走行。少し退屈だなあ。

と思ったところに大好きなもしもしピットを発見。
思わず立ち寄ってピット君(勝手に命名)のイラストに癒されておきます。

野辺地からはR279で海沿いに下北半島を北上。

ところで子供の時から野辺地という地名は辺境の地だから名付けられたのかな?と思っていましたが、立派なアイヌ語由来の名前だったようですね。
以下、wikipedia~「野辺地の名の由来は、アイヌ語の「ヌプンペッ」(野中を流れる川)といわれている。」
北東北を走っていると~別、~内とか、アイヌ語由来と思しき地名がたくさんあり、アイヌ語の発音が好きな私にはなんとなくしっくりときます。
ところで、アイヌ語は基本的なルールを覚えておけば組み合わせと応用が利き、何気なく通っている地名の由来が分かって楽しい時もあります。
例えば、
ベツ・ナイ:川や沢等、水辺につけられる名前
ポロ・ポン:ポロが大きい、ポンが小さい
というルールを覚えておけば、「ポロベツ」という地名があると「この辺には大きい川があったのか?ということは、比較対象としてのポンベツ(小さい川)という地名や地形もあるんじゃないか?」とか色々考えが浮かんできます。
このような疑問に答えてくれるのが山田秀三氏の名著『アイヌ語地名を歩く』。
北海道を旅する前に一度読んでみて、旅先でアイヌ語地名の響きに時に癒され、時に名前の背景にあるものへ想像力を働かせてはいかがでしょうか。
閑話休題
相変わらず優れない天気の中、むつ市からR338に転身して陸奥湾沿いに進みます。
晴れていたら目が痛くなるような海の青さでしょうが・・・今日は無念。

時刻は9時過ぎ、道の駅わきのさわに到着して小休止。

これから下北半島西側を縦断する山岳ハイウェイ「海峡ライン」を楽しみます。それにしても長く消耗しそうな道だ・・・
海峡ラインは小雨と霧でずっと写真のような感じ。

本当は晴れた日に楽しみたかったんですが、正直言うと距離が長くて視界も悪く、延々と車を走らせる作業をしている状態でした。
次は晴れた日にもう一度走りたいところですが、おいそれと気軽に東京から行ける場所ではないのが難点か・・・
途中、海峡ライン随一の観光スポット、仏ヶ浦に到着。

階段を使うことで往復40分、海沿いまで下りられるようですが今は時間が無いのでパス。
名所旧跡観光よりも車のハンドルを握る時間を優先です。
仏ヶ浦からさらに北上すること数キロ、本日の昼食はツーリングマップルに記載がある「ぬいどう食堂」さんとします。
店内はいかにも漁村の食堂という落ち着いた雰囲気。店員さんがテキパキとオーダーを取りに来て、今回は「歌舞伎丼」をオーダーします。
で、歌舞伎丼がこちら。

ウニ、イクラ、アワビ、イカが盛られており、もちろん味は文句なし!強いていうなら酢飯だともはや最強だったかな?
こういう贅沢な海鮮丼を織り交ぜると、ツーリングの満足度が大幅に上がっていいですね。その分財布も軽くなりますけど。
昼食後はそのままR338を北上、とりあえず、ということで大間崎に到達です。

霧雨が強く降っているし寒いしで滞在もほどほどに速攻で退散。
一応本州最北端にいるロードスターもパチリ。


さて、大間崎にいる現在時刻は13時。夕方17時には八戸に行かなくてはいけない現状、下北半島のもう一つの先っぽ、尻屋崎はどうも時間的に厳しそうです。
ということで、今回は残念ですが尻屋崎+下北半島一周は断念して、大間から最短経路で八戸に向かうこととします。
今までは陸奥湾沿いに北上していたR338を今度は太平洋沿いに南下。
人煙稀なる荒涼とした、寂しい道路です。空が暗く、天気が優れないからそう感じるのでしょうか?

否、北国とは本来明るいものではなく、このような荒涼たる寂しさが本質なのだ!

大間崎を旅の円弧の頂点とし、緩やかに東京に戻る道を辿りながら、またこの荒涼たる空隙の大地に行こう。
そんなこと考えながら雨の下北路を南下、無事に八戸に17時に到着して所要を済ますことが出来ました。
そして夜はじゃらんにて予約したビジネスホテルに宿泊。
夕食は寂しくコンビニのカップラーメンとおにぎり、メンチカツです。もう明日帰るのか~そんなこと考えながらの晩餐。
そして20時には就寝zzz
8/15(土)
朝の2時半に起床・・・って朝なのかな?
今日は東京に帰還する日ですが、渋滞にはまりたくないので3時に八戸を出発し、午前中のなるべく早い時間に自宅に帰ることを目標とします。
誰もいない無人のフロントにルームキーを返却、最寄りのコンビニでお気に入りとなったキャラメルオレンジラテを調達して東京までのお供とします。
そのあとは八戸道、東北道をひたすら駆け抜けます。
途中の休憩はガソリン給油のための菅生SAでの給油休憩一回のみ、あとはノンストップで渋滞なく東京に帰還出来ました。
やはり、高速道路の長距離を速く走るコツはいかに無駄な休憩を少なくするかですね。
特にカフェイン系飲料を飲むとトイレ休憩が多くなり、10分単位のロスがどんどん増えてしまうのでほどほどに、といったところでしょうか。
自宅ガレージにて。お疲れ様、ロードスター。2100キロの旅でした。


さて、今回は今年2回目のR7と竜飛崎を中心にしたツーリングでしたが、まったく飽きることなく楽しむことが出来ました。
特に竜泊ラインが相変わらず感動の道で、また来年も出来れば行きたいなあ。
下北半島は天気が残念だったのがあると思いますが、どちらかというと津軽半島のほうが印象に残る道が多く、同じ先っぽでも竜飛崎と大間崎では観光地化されすぎていない竜飛崎のほうが惹かれますね。
え、晴天の津軽半島と雨天の下北半島を比較するのは不公平だから、シルバーウィークの天気が良ければ下北半島に行って改めて比較すべしって?
と一瞬考えましたが、シルバーウィークは同じ半島でももう一つの日本海に飛び出しているあの半島と考えてます。
もう今から楽しみで仕方ありません。知らない道と知らない景色、そこを愛機で駆け抜ける至福の日々よ早く来い!
5時ころに起床。弱い雨がテントをたたく音がします。
本降りとはなっていないがどんよりとした曇り空と小雨の朝です。
撤収のタイミングを伺っていると、どうやら雨は降ったりやんだりを繰り返してる模様。
止んだタイミングで一気に撤収、テントをごみ袋攻撃してロードスターのトランクにぶち込みます。
ということで、6時ちょうどに今日も出発!荷物が少ないと撤収が楽なのが一番いいね。
普段、天気が優れない日はロードスターで走りに行かないので、こういう雨の中出発する瞬間というのは泊りがけで旅をしているんだなと実感する瞬間でもあります。
とりあえず、今日のルートは津軽半島を南下して下北半島を一周、夕方八戸に親類を訪ねて夜は天気が悪そうなのでビジネスホテルに宿泊です。
結構距離があるようだけど、果たして明るいうちに八戸に着くのだろうか?
平館海峡沿いにR280を南下。対岸に見えるのは下北半島の「刃」の部分でしょうか。
R280は交通量皆無、直線、高規格の3拍子が揃って非常に快適です。
蟹田のサークルKで朝食を調達。いつものジャンクフード軍団+一応野菜ジュース。
このキャラメルオレンジラテとやら、非常に美味しくていいですね。甘党の下によく合います。
曇天の青森市街を通過。時間があれば青函連絡船記念館に行きたいのですが、今日は夕方八戸に行かなくてはならないのでパス。
車列の中、R4を淡々と走行。少し退屈だなあ。
と思ったところに大好きなもしもしピットを発見。
思わず立ち寄ってピット君(勝手に命名)のイラストに癒されておきます。
野辺地からはR279で海沿いに下北半島を北上。
ところで子供の時から野辺地という地名は辺境の地だから名付けられたのかな?と思っていましたが、立派なアイヌ語由来の名前だったようですね。
以下、wikipedia~「野辺地の名の由来は、アイヌ語の「ヌプンペッ」(野中を流れる川)といわれている。」
北東北を走っていると~別、~内とか、アイヌ語由来と思しき地名がたくさんあり、アイヌ語の発音が好きな私にはなんとなくしっくりときます。
ところで、アイヌ語は基本的なルールを覚えておけば組み合わせと応用が利き、何気なく通っている地名の由来が分かって楽しい時もあります。
例えば、
ベツ・ナイ:川や沢等、水辺につけられる名前
ポロ・ポン:ポロが大きい、ポンが小さい
というルールを覚えておけば、「ポロベツ」という地名があると「この辺には大きい川があったのか?ということは、比較対象としてのポンベツ(小さい川)という地名や地形もあるんじゃないか?」とか色々考えが浮かんできます。
このような疑問に答えてくれるのが山田秀三氏の名著『アイヌ語地名を歩く』。
北海道を旅する前に一度読んでみて、旅先でアイヌ語地名の響きに時に癒され、時に名前の背景にあるものへ想像力を働かせてはいかがでしょうか。
閑話休題
相変わらず優れない天気の中、むつ市からR338に転身して陸奥湾沿いに進みます。
晴れていたら目が痛くなるような海の青さでしょうが・・・今日は無念。
時刻は9時過ぎ、道の駅わきのさわに到着して小休止。
これから下北半島西側を縦断する山岳ハイウェイ「海峡ライン」を楽しみます。それにしても長く消耗しそうな道だ・・・
海峡ラインは小雨と霧でずっと写真のような感じ。
本当は晴れた日に楽しみたかったんですが、正直言うと距離が長くて視界も悪く、延々と車を走らせる作業をしている状態でした。
次は晴れた日にもう一度走りたいところですが、おいそれと気軽に東京から行ける場所ではないのが難点か・・・
途中、海峡ライン随一の観光スポット、仏ヶ浦に到着。
階段を使うことで往復40分、海沿いまで下りられるようですが今は時間が無いのでパス。
名所旧跡観光よりも車のハンドルを握る時間を優先です。
仏ヶ浦からさらに北上すること数キロ、本日の昼食はツーリングマップルに記載がある「ぬいどう食堂」さんとします。
店内はいかにも漁村の食堂という落ち着いた雰囲気。店員さんがテキパキとオーダーを取りに来て、今回は「歌舞伎丼」をオーダーします。
で、歌舞伎丼がこちら。
ウニ、イクラ、アワビ、イカが盛られており、もちろん味は文句なし!強いていうなら酢飯だともはや最強だったかな?
こういう贅沢な海鮮丼を織り交ぜると、ツーリングの満足度が大幅に上がっていいですね。その分財布も軽くなりますけど。
昼食後はそのままR338を北上、とりあえず、ということで大間崎に到達です。
霧雨が強く降っているし寒いしで滞在もほどほどに速攻で退散。
一応本州最北端にいるロードスターもパチリ。
さて、大間崎にいる現在時刻は13時。夕方17時には八戸に行かなくてはいけない現状、下北半島のもう一つの先っぽ、尻屋崎はどうも時間的に厳しそうです。
ということで、今回は残念ですが尻屋崎+下北半島一周は断念して、大間から最短経路で八戸に向かうこととします。
今までは陸奥湾沿いに北上していたR338を今度は太平洋沿いに南下。
人煙稀なる荒涼とした、寂しい道路です。空が暗く、天気が優れないからそう感じるのでしょうか?
否、北国とは本来明るいものではなく、このような荒涼たる寂しさが本質なのだ!
大間崎を旅の円弧の頂点とし、緩やかに東京に戻る道を辿りながら、またこの荒涼たる空隙の大地に行こう。
そんなこと考えながら雨の下北路を南下、無事に八戸に17時に到着して所要を済ますことが出来ました。
そして夜はじゃらんにて予約したビジネスホテルに宿泊。
夕食は寂しくコンビニのカップラーメンとおにぎり、メンチカツです。もう明日帰るのか~そんなこと考えながらの晩餐。
そして20時には就寝zzz
8/15(土)
朝の2時半に起床・・・って朝なのかな?
今日は東京に帰還する日ですが、渋滞にはまりたくないので3時に八戸を出発し、午前中のなるべく早い時間に自宅に帰ることを目標とします。
誰もいない無人のフロントにルームキーを返却、最寄りのコンビニでお気に入りとなったキャラメルオレンジラテを調達して東京までのお供とします。
そのあとは八戸道、東北道をひたすら駆け抜けます。
途中の休憩はガソリン給油のための菅生SAでの給油休憩一回のみ、あとはノンストップで渋滞なく東京に帰還出来ました。
やはり、高速道路の長距離を速く走るコツはいかに無駄な休憩を少なくするかですね。
特にカフェイン系飲料を飲むとトイレ休憩が多くなり、10分単位のロスがどんどん増えてしまうのでほどほどに、といったところでしょうか。
自宅ガレージにて。お疲れ様、ロードスター。2100キロの旅でした。

さて、今回は今年2回目のR7と竜飛崎を中心にしたツーリングでしたが、まったく飽きることなく楽しむことが出来ました。
特に竜泊ラインが相変わらず感動の道で、また来年も出来れば行きたいなあ。
下北半島は天気が残念だったのがあると思いますが、どちらかというと津軽半島のほうが印象に残る道が多く、同じ先っぽでも竜飛崎と大間崎では観光地化されすぎていない竜飛崎のほうが惹かれますね。
え、晴天の津軽半島と雨天の下北半島を比較するのは不公平だから、シルバーウィークの天気が良ければ下北半島に行って改めて比較すべしって?
と一瞬考えましたが、シルバーウィークは同じ半島でももう一つの日本海に飛び出しているあの半島と考えてます。
もう今から楽しみで仕方ありません。知らない道と知らない景色、そこを愛機で駆け抜ける至福の日々よ早く来い!
Posted by ガマタ丸 at 13:32│Comments(0)
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