出雲崎から北東北への旅②

ガマタ丸

2016年07月02日 22:39

5/22(日)

本日は北東北ツーリングの2日目ということで、三崎公園キャンプ場出発後は男鹿半島、白神山地とひたすら海沿いに走るとします。

朝5時起床、6時に三崎公園キャンプ場を出発。
キャンプ場を出て国道に出る瞬間って一番旅してるなと感じる瞬間ですね。

ということでR7を北上。雲ひとつ無い快晴。

遠くが少しぼんやりしていて春らしい青空、夏の青空のようなダイナミックさはさすがに無い。

大好きなもしもしピットにて。何でかってキャラクターがかわいいから。

海沿いのR7。北海道のR232小平近辺と景色がよく似ています。


ツーリングマップルで本州発、桟橋の上にある道の駅「岩城」に立ち寄ります。

が、どのへんが桟橋の上なのか良く分からず・・・そのまますぐ出発。

秋田市街を抜けたらr56を男鹿半島へ。


男鹿半島は交通量極小、アップダウンとコーナーの連続というダイナミックな道で楽しませてくれます。

適度なワインディングで一番気持ちよいのう~

目が染まりそうなほどの青い海と新緑。

入道崎に近づくと景色が開けてきます。水族館そばのヘアピンカーブ。たぶんここが男鹿半島でいちばん景色が気持ちよいあたりかな?

いよいよ景色が開けてきたらもう少しで入道崎。

ということで入道崎到着。

遊覧船が出ているようですが、特に走りにしか興味が無いので滞在もほどほどに即出発。


普段なら八郎潟干拓地の直線道をを使って北上するところ、今回は海沿いのR101を北上。



能代からは引き続きR101で白神山地を右手に海沿いを北上後、秋田と青森の県境にある食堂「福寿草」で昼食。

この辺りを通る時は必ず食べると決めているイカ丼と今回は試しに鮭の飯鮓を食べてみる。

相変わらず卵の黄身と新鮮なイカ刺しは相性抜群で美味い!鮭の飯鮓は特に印象に残らず。
ちなみに福寿草からは白神山地のと日本海がよく見えて昼食にも休憩にも最適です。


ここで福寿草でツーリングマップルを見てると「湯船に波が打ち寄せる野趣あふれる露天風呂」というコメントが書かれた「黄金崎不老ふ死温泉」なるものに非常に興味を惹かれる。
福寿草からはすぐ先ということで行ってみました、不老ふ死温泉。


てっきり知床の熊の湯みたいなワイルドな温泉を想像していましたが、かなり立派な施設でやや拍子抜け。
肝心の波が打ち寄せる露天風呂は干潮の時間に重なって遠くに日本海を見つめるだけでしたとさ・・・
一応温泉のHPはこちら→http://www.furofushi.com/about

温泉はやや期待外れでしたが、走りメインということで引き続きR101を北上。
青森県内は深浦、鰺ヶ沢と意外と民家の軒先のそばを道が通ってそれほどペースが上がりませんが、ちょいちょいと気持ちよい場所も。

深浦を過ぎると遠くに岩木山が見えてきた。


鰺ヶ沢からはr12でもR339でもなく、広域農道「メロンロード」で津軽半島を北上。

信号も民家も皆無な畑と湿地帯を貫く直線道路です。

が、ダンプの抜け道となってるらしくすれ違う車はダンプダンプダンプ・・・ロードスターがほこりまみれになってしまいました。


道の駅「こどまり」にて龍飛崎を前に最後の休憩。遠くに龍飛方面の海岸線を望み、いよいよクライマックスの「龍泊ライン」へ。

走ると胸にこみ上げる何かを感じられるという点において、龍泊ラインは道道106号稚内天塩線に並ぶものを持ってます。

途中の日本海を一望するパーキングにて。思へば遠く来しものぞってね。

このパーキングより手前は海沿いの快走路区間、そしてここから先は急坂ヘアピンを駆け上がる絶頂ワインディングです。
が、ニホンザルがたくさん道路を横断するから飛ばしすぎには注意。

龍泊ライン頂上付近の眺瞰台にて。

いつも思うけど、この景色を私の腕とコンデジで収めるのは不可能。

振り向けば龍飛崎と風車群、そして北海道が。このスケール感は何度来ても鳥肌物ですな。


さて、ここからは龍飛崎に立ち寄るのが普通ですが、特に寄るほどのものを感じなかったのでそのまま素通りし、幕営地の「鋳釜崎キャンプ場」へ。
津軽半島北部のキャンプ場としては「高野崎キャンプ場」がわりと有名ですが、鋳釜崎キャンプ場はその高野崎キャンプ場のすぐ近く。
ツーリングマップルにものっていないマイナーキャンプ場ですが、駐車場のすぐ隣にテントを張れるのに惹かれてここを今宵の宿とします。

駐車場をぐるりと囲む芝生のサイトに簡素な流しとトイレがあるだけ。
テントの間近に愛機、そして視界の先に海が見えれば良い!という向きには十分すぎるラグジーなキャンプ場です。


テントを張り終えたのが4時頃と時間があったので、メロンロードのダンプ攻撃でほこりまみれになったロードスターのエンジンルームを掃除。

ボディーが汚いのはまったく気にならないけど、エンジンルームが汚いのは耐えられないんだよなあ・・・
車への愛着度はエンジンルームを見ればわかるというのが持論ですが世間ではどうなんでしょうか?エンジンってのは車の魂です。

エンジンルームの掃除を終えても時間があって暇だったので、こんどは隣の高野崎キャンプ場へぶらり散歩に。
なんとなく高野崎灯台へ夕日を見に向かいます。

と、なんか面白そうなものが見える・・・

おお、なんとも冒険心がくすぐられるではないですか。


ということで行ってみます。

潮だまりで磯遊びができそうな空間を(角度が急な鉄底の)橋がつないでいます。

今日みたいな穏やかな日は良いけど、津軽海峡が本領発揮する波が打ち荒れる日はここはどうなってしまうんでしょうか?
そんな日はかなりスリリングなのは間違いなさそうです。

期待通りあちこちに潮だまりが。

写真では見えずらいけど魚がたくさん取り残されています。潮だまりっていいですよね・・・そこだけで完結する小宇宙という感じでまったく飽きません。

魚は捕まえられませんでしたが、たくさんの貝くんを拾えました。


おお、カニだ!と思ったら残念死骸でした。

とりあえず乾いた場所に取り残されていた貝をサルベージして海に放り投げてやりました。

いや~潮だまりってのは本当に丸一日いても飽きないでしょうね。
こういうところにはぜひ息子を連れてきて潮だまりの面白さを熱弁してやりたいです。

最後に今日も水平線少し上の雲に落ちる夕日を見届けて終了。本当に水平線まで落ちる夕日ってのはなかなか見られないものです。


高野崎でさんざん楽しんだ後は鋳釜崎キャンプ場へ帰還。

今日はまったく腹が減ってなかったので、鰺ヶ沢のマックスバリュで買ったイカのフライと野菜ジュースを晩御飯に。


さて、明日はどうしたもんかな。
予定では津軽線のキハ40に乗ってから奥入瀬渓流、八甲田山、十和田湖、八幡平と色々周遊してから東京に帰るよていですが、そうなるとかなり帰る時間が遅くなりそうです。
妻からはあまり遅くに帰るなと釘が飛んできたし、さ~てどこを削ろうか。


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