夏の北東北ツーリング①

ガマタ丸

2015年08月16日 14:54

今年の夏季休暇は8/12~16の5日間を取得、導かれるように再度北東北に行ってきました。
5月の末にも行ったばかりなんですが、その時の景色と空気が忘れられずに再訪問。
3泊4日のやや駆け足気味の旅でしたが、やはり居心地の良い東北の空気に触れられる旅でした。

8/13(水)

毎度のことながら私のツーリングの朝は早いです。
2時半起床の3時出発。
106083と刻まれたオドメーターを確認してエンジンに火を入れます。


ETCの早朝割引を活用し、関越道の新座料金所を3時半に通過、一路新潟を目指します。
途中の嵐山あたりで激しい集中豪雨に遭遇、いきなり洗車完璧の状態なのにやられてしまいました。

関越をしばらく走り早朝に関わらず混雑気味の上里SAにて休憩。
おにぎりとお茶というシンプルな朝食をとりながら今後のルートを確認します。


とりあえず今日は新潟から鳥海山のあたりまで行きキャンプ、明日は男鹿半島と津軽半島、明後日以降は下北半島に行きたいけれど天気の状況に応じて柔軟に考えます。

今日はまったく急ぎの旅ではないので関越道をのんびりと流し、塩沢石打SAにて再度休憩。

少しどんよりとした雲が広がっています。
予報を見ると今日は曇り、明日は快晴、明後日以降は下り坂と出ていますが果たして・・・?
せっかくの夏の旅なので抜けるような夏空の下を運転したいものです。

8時過ぎに新潟西ICを降りてR7→R113とつなぎ、あとはひたすら下道を日本海沿いに北上し続けます。


この辺りは私が本州で最も好きな場所の一つです。
ここから先、ずっと海沿いに竜飛崎まで飽きるほど走り続けられる、旅の本当のスタート地点です。

ということで、日本海を北上して東北へ!

まずは旅のスタートに欠かせないのがコーヒーの取得。
早速新発田のセブンイレブンにてPBのカフェラテを調達します。
どうもコーヒーがドリンクホルダーにないと運転中に落ち着きません。

胎内の海が一望できるPにて。段々と晴れ間が見え、これからの旅に期待が膨らみます。
このPには午前中しか来たことがありませんが、夕日の時間はさぞかし良い景色が見られるのでしょうね。


村上からR345へスイッチし、笹川流れを通過します。どこも海水浴客で混んでいたので今回は停まらずに一気に通過。
また空いているときにゆっくり訪れたいものです。


笹川流れを通過し時刻は11時、道の駅「あつみ」にて昼食休憩とします。
前回のツーリングでは刺身定食を食べていたので、今回はタラの煮魚定食。

刺身定食ほどの感動はありませんでしたが、当然美味しく頂けました。
ですが、やはり煮魚は北海道沿岸の根魚が一番ですかね。ガヤ、アブラコ、カレイ・・・どれもなまら美味い!

ここで昼食後の小休止中に今後の天気とルートの確認。
とりあえず今日明日の天気は良いとして、明後日以降の東北はどうも雨が続きそうです。

(雨の中キャンプをするのは嫌だから、3日目はビジネスホテルに泊まるかな?
3日目は雨でも下北半島を周りたいし、そうすると八戸あたりに泊まるか。
本当は4日目にアスピーテラインを走りたかったけど、雨の中走っても楽しめないし、午前中のうちに八戸から一気に東京に帰還しよう。)

ということで、じゃらんで八戸の安いビジネスホテルを予約し、お腹に赤子を抱える妻に15(土)の午前帰還予定とメールを打って出発します。
自分で言ってなんですが、放浪旅が好きなようでいて、実際は何事も用意周到計画通りじゃないと落ち着かないややこしい性格ですな。

道の駅あつみからはR7の快走路を巡航します。「おけさおばこライン」とも「おばこおけさライン」とも呼ばれるこの道ですが、正しくはどっちなんでしょうかね?

ところで前回5月のツーリングでも気になっていたのが、R7沿いにやたらとある「もしもしピット」という駐車帯。

なにやらめんこい車のキャラクターが電話を持ってる看板が目印で、やたらと多くのもしもしピットが存在します。

ここで国交省のHP(http://www.thr.mlit.go.jp/road/moship)を見ると、

~ほとんどの人が毎日利用している携帯電話。でも、運転中の通話やメール確認は交通事故を引き起こす危険性があります。安全で快適な運転を支援するため、東北全域の主な国道で「もしもしピット」の整備が進められています。~

という説明が。
うーん確かにこんなにかわいい看板のもしもしピットがあちこちにあったら思わず利用したくなるような?
私もこれから先、もしもしピットを見かけたら電話はしなくても「もしもし」とつぶやきながら走るとします。

R7を引き続き北上。北に続く海沿いの道ほど心に幸せを与えてくれるものはありません。


酒田を過ぎるとr210「鳥海ブルーライン」へと左折、今日のハイライトと見据えていたブルーラインを走ります。


交通量極小、鳥海山の山塊と下界の日本海を眺めながらの極楽ドライブ!
あっという間に山頂近くの鉾立展望台に到着です。後方には雲に隠れた鳥海山。

そして反対側にははるか日本海の海岸線。


海沿いから一気にここまで登られる山岳ルートはそうそう無いんじゃないでしょうか?
間違いなくお気に入りの道の一つとなりました。

ブルーラインから先は本日の幕営地である「仁賀保高原キャンプ場」へ進みます。

実に実に雄大で気持ちの良い場所です。噂に違わぬ快適な高原道路。


ここで幕営地の仁賀保高原キャンプ場について。
宿泊料金はテント1張り300円、人数の利用制限があるようで、お盆のハイシーズンでも激混みとは無縁の静かな林間のキャンプ場です。
各サイトは林で個々に区切られていて隣の目が気になることなく、すぐ近くに車を横付け可能。
当日はファミリーキャンパーが中心でしたがキャンプ慣れしたレベルの高そうな(テントの値段や装備が立派という意味ではなく)方ばかりで非常に好感が持てるキャンプ場でした。
お盆の本州でのキャンプは初だったので夜の喧騒が当初不安でしたが、これなら静かな夜を送られそうです。

広いサイトにぽつんとたたずむトレックライズ。


設営が終わって一息ついたところで温泉と夕食の買い出しへ。
温泉は一度象潟の市街地に降りて道の駅併設の「眺海の湯」に入り、市街地のマックスバリュで夕食を調達します。

象潟から仁賀保高原に戻る途中。

温泉から上がってキャンプ場に戻って、綺麗な夕日が照らして・・・ああ旅してるんだなあとしみじみ。

戻ると雨がポツポツ来ていたのでテントの中で夕食。

おにぎり弁当とコロッケ、野菜ジュースというジャンクな取り合わせ。
夏バテで胃を痛めていたので、残念ながらキャンプの醍醐味晩酌は今回無しです。

さて、明日は男鹿半島、竜飛崎。天気は快晴!走るぞ~~


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