10/30(金)と31(土)は東北へ紅葉を見にツーリングに行ってきました。
事前の天気予報で雨が降ることはほぼ確定だったので今回はキャンプではなく温泉宿に宿泊。
日和ってしまったともいえそうですが、温泉宿はやっぱりいいなあと心から感じるツーリングでした。
10/30(金)
今日は積み重なった休日出勤分の休みとして振替休日を取得、金曜日出発のツーリングとしました。
行先は南魚沼から六十里越経由の猪苗代、翌日は裏磐梯から米沢に抜け、蔵王経由で東京に帰る時期的に紅葉とドンピシャのツーリングです。
天気が崩れることは分かっていましたが、雨に濡れる紅葉もそれはそれでありだな(海沿いなら絶対晴れですけど)、どうせだしたまにはサボって温泉宿に泊まってみるかというお気楽モードで自宅を出ます。
ということで、いつもより遅めの朝6時に出発。
関越道の練馬ICから渋川伊香保ICまで走ります。
途中の駒寄PAにて。現時点では好天ですが、山を越えたら崩れる予報です。
渋川伊香保ICを降りたらR17をひたすら進むのみ。
六十里越の最寄りICは関越道の小出ICですが、そこまで高速代金を払っていられません。
三国峠が近づくにつれて交通量も極小になってきますが、この辺りは紅葉というより冬の枯山といった感じ。
東京にいたら気づきませんが、いつの間にか季節は進んでいるんですなあ。
三国トンネルを通過。前も後ろも車の気配ゼロ。
そして新潟県に突入。まだ晴れ間も見えて天気がいいです。
苗場スキー場を過ぎるとところどころ鮮やかな山もあり目が楽しいです。
道の駅「みつまた」にてトイレ休憩。
どうも「みつまた」という名前を聞くと上士幌町十勝三股のほうを思い浮かべてしまいます。
新潟のみつまたも十勝三股も山深い地域ですね。
あとはR17を淡々と進むのみ。流れの悪さにやや退屈気味。
南魚沼からはR252を東進、待望の六十里越へ!
ネットとツーリングマップルの受け売りですが、この只見と魚沼をつなぐ六十里越は古より豪雪の難所と知られ、特に冬季通行止め解除後の残雪風景が圧巻だとか。
実際には六十里(約240km)の長さはありませんが、約50kmにわたって人煙稀なる山道を走れる場所は本州でも希少なのではないでしょうか。
本来なら残雪後に訪れたい、もしくは晴れの日に走りたかった道ですが、なんにせよ初めて走る道というのはいいものです。
山の色づき具合もまあまあいい感じ。
田子倉湖を一望するPにて。
今回私は新潟県側から走りましたが、おそらく福島県側から走るほうが山肌に沿う覆道群と湖が見えて景色が映えると思います。
福島県側からの走行はいずれの課題としましょう。
その後は只見川と秘境路線の只見線に沿って会津方面へ。なかなか雨が激しくなってきました。
只見川沿いには電源開発関連のダムと水力発電所がたくさんありますね。
電発といえばクリーンな電力というイメージでしたけど今後はどうなるんでしょうかね?
13時ころに道の駅「奥会津かねやま」にて昼食休憩。
昼は「煮込みカツ丼」を食べましたが、想像を絶する美味しさです。
人生で2番目に美味しいカツ丼と認定、これを食べるためだけに奥会津に行く価値はあります。
あとは猪苗代の宿に向かって走るのみ。雨は激しくなる一方ですが、今日はキャンプじゃないから非常に気楽。
猪苗代に近づくとこの地域独特な開放感がある風景になってきました。宿までもうすぐ。
そして15時ころ。
今晩の宿である押立温泉国民宿舎「さぎの湯」に到着。
ここは今年の4月のキャンプツーリングの日帰り温泉で立ち寄ったところですが、あまりの居心地の良さに惹かれて今回は宿泊します。
どうですが、この鄙のなんたるかをあらわす飾らない宿構え。
心の原風景を切り抜いたかのような板敷きの廊下。
妙に落ち着く畳の和室。
シンプルで余分な装飾が無く、入浴に専念せよと言わんばかりの浴室。
もちろん加水無しの完全源泉かけ流し。泉質はよくわかりませんが多分いいと思います。
以上、さぎの湯の宣伝でした。つまるところ、こういう昭和チックな温泉宿が大好きです。
夕食は18時からなので先に風呂に入り、もちろん風呂上りに一杯。最近はこれしか飲まない、一番搾り。
・・・・・・人生で一番うまいビールでした。ここの泉質はたぶんビールを美味しく感じさせる成分があるのかと思います。
いや~一生懸命働いて休みを取って本当に良かった!
夕食は新米、みそ汁、魚の煮つけ、キノコの和え物、牛肉の焼き物、ホワイトシチュー等々の素朴で家庭的な料理。
苦しいほどお腹いっぱいになりました。写真は無し、撮り忘れ。もちろん美味しいです。
食後はもう一度風呂に入ろうと思ってましたがあまりの苦しさでそのまま19時に就寝。
外はかなり冷えてるようで石油ストーブを焚いて就寝です。