北海道スペシャルツーリング 初山別沈没編 8月4日

ガマタ丸

2014年12月30日 14:49

8月4日 曇りのち雨

8時ころ、テントをたたく雨音で目が覚める。

今週いっぱいは初山別で沈没と決め込んでいるのだから、雨が降っていてもそんなには落ち込まない。
雨のキャンプには雨のキャンプの良さがあるものだ。
日が照って灼熱時刻にならないのが一番いいね。

とりあえず、テントの中のものの配置を整理する。
入り口に寝袋をひいて、簡単に出入りできるように一応しておく。

枕元にキャプテンスタッグのミニテーブルとノートPCを置いて、寝室兼書斎の完成だ。

朝ごはんにはレトルトの中華丼とみそ汁を作る。

いちいち材料を切って味付けしてご飯を煮て・・・という手間が面倒なので、今回のキャンプの自炊はレトルト食品にすると初めから決めていたのだ。
甘口の中華丼でなかなか美味い。量も朝ごはんにはちょうど良いね。

朝ごはんを食べた後で、同じく初山別沈没中のプリウス車中泊のおじさんと情報交換をする。
おじさんは今週金曜あたりまで初山別で沈没して、そのあとの予定は未定とのこと。
初山別より南にあり、そばに温泉があるキャンプ場を探しているようなので、美瑛の吹上温泉前のキャンプ場を提案しておく。
9月半ばまで北海道を周るそうで、うらやましい限りだ。

おじさんとしゃべったりごろごろしているうちに、昼になった。
天気は相変わらずぱっとしない。台風が近づいてきている影響だろうか。


とりあえず、羽幌にガソリン入れがてら昼飯に行くことにする。
このキャンプ場から車で20分ほどである。

羽幌のエネオスで満タンにするも、ハイオクリッター180円。
やはり田舎だから割高なのね・・・

続いて北のにしん屋さんに行き、昼食とする。
北のにしん屋さんはツーリングマップルや各種情報誌で取り上げられるようになってから観光客の数が格段に多くなった。
私も羽幌に来たら大体ここに寄ってしまう。

焼き魚定食を注文する。
種類はわからないけれど、安くて甘い魚だった。


昼食後にはセイコマへ。
きざみ野菜のサラダと焼うどんをおやつとして購入。
長旅になるとどうしても生野菜が不足しがちなので、あえて野菜ジュースではなくサラダを食べるように心がけている。

キャンプ場への道のり。
ここは初山別村の中心街。


国道を左折してキャンプ場へ向かう道。
相変わらず天気がぱっとしない。


14時ころにテントに戻り、ビールとサラダ、焼うどんという謎のおやつを食べることにする。


それにしても涼しい天気である。
明らかに20度を下回っている。

果てしなく続く日本海の海岸線を遠望。

本来は海の向こうに利尻富士が見えるのだが、この天気では望むまでもない。
天気は明後日あたりから回復しそうなので、その時に利尻富士と夕日の絶景を期待することとする。

それにしても、アブも蚊もいないキャンプは快適だ。
海を眺めながらしばらく椅子に座ってうとうとと昼寝をしてしまう。





夕方になった。
時刻は17時ころ。
暇だし温泉に行くとしよう。徒歩3分のしょさんべつ温泉岬の湯へ。





温泉からあがったら本当にふにゃふにゃのふぬけ状態になってしまった。
瓶コーラを飲みながら携帯の充電をする。もちろんコンセント料は払って。


旅の記録をパソコンにまとめながら、テレビの天気予報を見る。
なんと明日にかけて北海道日本海側北部は多いところで200ミリの雨だとか・・・

トレックライズは軽量テントゆえフライトテントの生地が薄く、どうしても大雨は苦手なイメージがある。
一抹の不安が脳裏をよぎるが今更どうしようもない。


暗くなってきたころテントに戻る。
周囲は車中泊のおじさん、昨日からいるファミキャン、バンガローにライダーとチャリダー、香港から来たキャンパーもいた。
香港キャンパーに中国人かと聞いたら、「私は香港人です」とのこと。
中国人と香港人は違うという自負があるのだろうか?

さて、本日の晩御飯はこれまた徒歩3分の道の駅併設の食堂に行くことにする。
注文したのはふぐだし醤油ラーメン。

どの辺がふぐだしかはわからなかったが、味は大変おいしかった。

ついでに道の駅で妻あてに絵葉書を購入する。


発送人の住所には「苫前郡初山別村豊岬みさき台公園キャンプ場」と書いておいた。
(後に、公園在住なんてホームレスみたいな葉書だねと笑われることとなる)

葉書を書いているあたりから段々と雨脚が強まってきた。
こんな日はケルシュを飲んで飲んだくれるしかない。

昼間から酒を飲んで昼寝して温泉入って酒を飲んで・・・初山別沈没を満喫しているなあ。

夜が更けてくると、テント床面の体重がかかっている部分に水が少ししみこんでくるようになった・・・
グランドシートを敷いているものの、やはり軽量テントだから防水性能には限界があるのだろうか。

風も強まってきて不安を覚えるが、あとは嵐が過ぎるまではどうすることもできない。
寝袋に入ったのが22時ころ。

雨はどうなるのだろうか・・・


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