8月2日 晴れ時々曇り
悔いを残さずに北海道を旅立つために計画した3週間の特別なツーリング。
今日は本格的な旅立ちの日となる。
まずは愛してやまない日本海オロロンラインを札幌から稚内まで縦断するとしよう。
オロロンラインは320キロ、いっきに縦断するからこそ意味を持つのだ。
さて、この日は幸いなことに朝からさわやかな青空が。ずっと晴れを祈ってきた願いが通じたようだ。
あえて江別から札幌新道を経由して国道231号の起点に移動し、オロロンラインの本当のスタート地点を経由し、北上する。
札幌市内はほどほどの混雑ではあるけれど、北に行くにつれて交通量は減少。
走りなれた道を走り、オロロンライン最初のビュースポット、望来坂へ。
この坂の下にある海水浴場にはよくキャンプに来ていたなあ。
札幌から約30キロ。札幌近郊ではいちばん風光明媚な場所ではないかな?
続いて厚田の夕日の丘パーキングへ。私は夕日フェチでもあるから、ここもよく来てたっけ。
シーズンになるとバイクと車でいっぱいですが、この日も例にもれず。
ロードスターがパーキングに入っていくと、ライダーが一斉に凝視してきてなんだか恥ずかしい・・・
はるか先まで続く日本海が旅の幕開けの気分もますます煽ってよいね。
厚田を抜けると日本海をべったりと。ここからがオロロンラインの本番です。
新送毛トンネル。この辺りは山と断崖を回避するためにトンネル銀座となっている。
トンネルを抜け、浜益市街をパス。
トンネルとシーサイドドライブを存分に満喫した後は・・・
雄冬にて小休止。
ここはトンネルを掘削して国道が開通するまでは断崖絶壁と海に囲まれた陸の孤島だったけど、今はのどかな国道沿いの漁村へと変貌。平和な時の流れ。
雄冬を過ぎても断崖とトンネルは続く。
太島内トンネル、新送毛トンネル、ガマタトンネル、日方泊トンネル、大別刈トンネル、、、オロロンラインの国道231区間は断崖と長大トンネルの宝庫。
札幌から110キロで増毛市街へ。ようやく人の気配を確かに感じられる場所に来たぞ~。
留萌にて私が一番好きな交差点。
左に行けば稚内羽幌方面。もちろん左折!
さて、ここから先は国道232号線。
先ほどの231号が断崖とトンネルとシーサイドならば、232号は丘陵と風車と直線と気持ちよすぎるシーサイドドライブ。
留萌管内の町を貫いてひたすら北上をするとしよう。
私の少ない経験で恐縮ですが、これ以上気持ちがよいシーサイドドライブができる場所は日本にあるだろうか?
さて、今回は単にドライブするだけではなく、留萌管内の道の駅のスタンプを押して、地場のお土産が当選するかもしれないというイベントに参加しよう。
まずは「小平 にしん番屋」
続いて「苫前温泉 風Wと」
途中の直線と風車。
さらに「サンセットプラザ 羽幌」
この辺りは7月にもアクセラで走ったな。
「ロマン街道初山別」
「富士見」
「てしお」
ということで、あっという間に全駅のスタンプ制覇。
当選者は発送をもってお知らせしますとのことで、、、東京の新住所を記入。なんかさみしいな。
さて、天塩から先は当然道道106号へ。
106号はいわずもがな、人煙稀なる最果ての大地を貫く直線道路。
231,232から続くオロロン三重奏はこの106号によってフィナーレへと向かうのだ。
何度走っても飽きない道。ただの直線とは言えない魅力がある。
ただ、霞がぼんやりとかかっていて、利尻富士は見えず・・・
旅の途中でこの辺でもキャンプする予定があるから、その時までの楽しみとしよう。
さて、札幌から320キロ、オロロンライン全線走破を好天のもとに達成できた。
オロロンラインのこの破壊力。とりあえず、北海道を離れるにあたっての心残りは一つ消したこととなる。
終着地は稚内。
が、、、、なんだか腹の調子が悪い。
西條デパートに行き、整腸剤を購入して飲むと、プラシーボ効果だろうかなんだか調子がだんだん良くなってきたような?
ついでに、西條の本屋でツーリングマップルの東北版を買おうと思ったのだけど、問屋が違うから置いてないとか。
東北版は北海道を離れて東北を旅する時に必要なので、妻に来週宿泊予定の兜沼キャンプ場気付で送ってもらうこととしよう。
旅はツーリングマップルがないと何も始まらないね。
まだ日が高いので、もう少し距離を稼ぐこととする。
稚内からは宗谷岬を目指し快走。
宗谷岬公園と宗谷海峡。
岬にある三角形の碑が有名だけど、個人的には上側の宗谷岬公園が好きだなあ。
戦争と最果てとなんだか悲哀を感じられるものさみしい場所。
さて、日がだんだん傾いてきたから今晩のキャンプ場へと向かう。
この辺だったらさるふつ公園かな?
日が傾いたオホーツク海を左手に臨み
あっという間にさるふつ公園キャンプ場に到着。
他にはライダー数組とバンガローに若者グループのみで、静かに過ごせそうだ。
ただ、ここは海も見えないし国道も近いし、長期滞在するような場所ではないかな。旅のテント場といった使い方がよさそうだ。
ここで風呂に入ろうとそばの浴場に行ったところ、受付の親父が非常に雰囲気が悪い・・・
微妙な気分なので、隣町の浜頓別温泉まで出撃する。
キャンプ場から浜頓別温泉まで片道30キロ、だけど道北の30キロなんてすぐそこ!といったところ。
温泉に入ってセイコマで晩御飯にサンマ蒲焼丼を購入し、テントで予定を立てながら晩御飯とする。
サンマ蒲焼丼、なまらうまいね。
とりあえず旅の目的の一つは達成したのだから、次なる目的、初山別みさき台公園キャンプ場で沈没を達成に向けて明日から動き出そう・・・
この日のルート。
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